Disk2vhd
 先日逝ってしまったXPのPCですが、HDDは何とか無事だったようです。(何となくマザーボードが原因っぽい挙動だったので想定内です。)
 以前NotePCのSSDへの移植時に使用したOwltechのデータ移動用USBアダプタを利用して接続してみたら普通にアクセスできます。
 このHDDは他のPCのデータドライブとして活躍してもらうとして、いつかサルベージしたくなった時に出来るようにしておきたいところ。

 VMware vCenter Converter Standalone Clientで仮想HDD化しようとしましたが、どうやらUSB接続ドライブを認識しない様です。
 というか、そもそも稼働しているドライブを仮想化してしまうようなので使えませんね。

 じゃあどうしようか?
 調べてみるとMicrosoftが物理HDDを仮想HDDに変換するツール「Disk2vhd」を提供しているとのこと。
 vhdというのはVirtual PCやHyper-V用の仮想HDDに使われている拡張子ですね。
 なるほど、自社製品を使用してもらいたくて物理⇒仮想ツールを出したということですか。

 早速ダウンロードしてみます。
 VMwareとは違い、単に実行ファイルとヘルプがあるくらいの簡素なツールです。ある意味面倒じゃないので助かります。
 早速起動してみると、USB接続されたドライブが見えています。よしよし。
 ・・・が、いざ変換しようとすると「error snapshotting volumes」というメッセージがでてエラーとなります。
 USB接続だとダメなのかなぁ・・・だったらUSB接続は出来ないようにするべきだし。

 でもこのツール、Windows XPから導入されたWindowsのボリュームスナップショット機能を使用してある時点のスナップショットを作成して変換するとのこと。
 偉メッセージはスナップショットが作れないと言っているし、何かが足りないのかな?
 ネットで上記エラーメッセージをキーに検索してみると、同様の事象で困っている人がいたようです。
 なになに・・・「MS Software Shadow Copy ProviderとVolume Shadow Copyサービスを有効にしたらうまくいきました。 」とありますね。
 あ・・・・そう言えば以前に余計なサービスを停止するということをした記憶が・・・しかもVolume Shadow Copyってのを止めた記憶が・・・。
 サービスみたら止まっていたので手動で開始して再度実行してみたら無事変換が始まりました。

 何のことはない、自分が出来なくしていただけでした。
 これでvhdファイルが出来たのでVirtual PCなりHyper-Vなりでいつでもサルベージできるし、VMware Converterでvmdkに変換してもいいし、一安心ですね。

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SH67H3でHyper-V Server 2008 R2 SP1導入(3) RemoteFX編
 ようやく本命のRemoteFXを試して見ることとなりました。

 まずはHyper-V ServerでRemoteFXを使用可能にします。
 Windows Server 2008ならGUIで簡単にサーバーの役割へ追加できるようですが、Hyper-V Serverではそうはいきません。
 以下のコマンドをコマンドプロンプトに投入します。

 start ocsetup VmHostAgent
 start ocsetup Microsoft-Windows-RemoteFX-Host-Packege

 別のサイトにはこんなコマンドもありました。同じ内容なのかな?

 DISM /online /enable-feature /featurename:VmHostAgent
 DISM /online /enable-feature /featurename:Microosoft-Windows-RemoteFX-Host-Packege

 まぁとにかくこれでRemoteFXを利用できる準備が出来ましたので、仮想マシンをオフにした状態で「RemoteFX 3D ビデオ アダプター」を追加します。
 後は起動すれば・・・

 そう、もうお判りですね。トラブル発生です。(笑)
 「'仮想マシン'は起動できませんでした。」「Microsoft Synthetic 3D Display Controller(インスタンスID{xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx}):電源をオンにできませんでした。エラー:`システムリソースが不足しているため、要求されたサービスを完了できません。`」と表示されて仮想マシンが起動しなくなりました。
 「RemoteFX 3D ビデオ アダプター」を削除すれば起動しますから、やっぱり何かがダメみたいです。
 参考にしたサイトではCPU内蔵グラフィックスであったり、VRAMが足りない場合、グラフィックスカードが見つからない場合も上記エラーとなるようです。
 う~ん、もしかして、Hyper-V上でドライバをインストールしないとそもそも動かないのかな。普通に考えればそうですよねぇ。

 ここまで来たら試さずにはいられません。Radeonのディスプレイドライバを無理矢理組み込んでみます。
 CCCのインストールファイルを展開して、直接ドライバを取り出します。場所は「C:\ATI\Support\12-1_vista_win7_64_dd_ccc\Packages\Drivers\Display\W76A_INF」となります。
 展開されたドライバが格納されているフォルダを見てみると inf ファイルが2つあったのでどちらが正解か判りませんでしたので、両方共組み込んでしまいました。一つは何やらエラーが表示されましたが、完了したっぽいので組み込みは出来たのでしょう。
 組み込みが出来ましたので仮想マシンを起動しますが、やっぱりダメでした。
 何が原因なんだろう・・・SH67H3もしくはHD6850ではダメなのだろうか?

 これで終了かと思いながら他の事をやっていて、ふと先ほど再起動したから今はどうだろうと思い起動してみるとエラーが表示されなくなりました。
 おお!これはもしやうまくいったのか?やはりHyper-V Serverにドライバを組み込んだのが正解ですね。
 無事にOSが起動し、何やらデバイスを追加したと思ったら「再起動しますか」と出てきます。
 これはこうなることが想定内でしたのでそのまま再起動します。
 そして再度Windowsが起動したと思ったら「ビデオリモート処理の接続は解除されました」が表示されて画面が真っ黒に。
 やりました、RemoteFXで起動できたようです。
 リモートデスクトップ接続でないと画面表示出来ないんですよね。しかもRDP7.1でないとダメなのでWindows 7 UltimateかProfessionalかEnterpriseでないとダメなのでしょう。

 早速リモートデスクトップ接続しようとしたらつながりません(汗)
 おかしいですね、OSが固まったのでしょうか?
 ファイアウォールか?
 確かファイアウォールで「リモートデスクトップ-RemoteFX」を有効にしたはずですが、一応確認してみます。
 一度シャットダウンして「RemoteFX 3D ビデオ アダプター」を削除してから再度仮想マシンを起動します。
 はたしてファイアウォールの設定は「リモートデスクトップ-RemoteFX」が無効になっていました。
 改めて有効にして再度チャレンジしますが、同様の事象となります。
 う~ん、これは困りましたね。
 ということでウェブで検索すると若干メッセージが異なる気がしますが、同様の事象が発生し、解決している人がいました。
 「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」>「システム」>「リモートの設定」(要はシステムのプロパティのリモートタブです。)で「リモートデスクトップ」の「ユーザーの選択」で接続するユーザーを明示的に登録します。「xxxにはアクセスが既に与えられています。」と表示されていますがとにかく登録しないとダメっぽいです。

 早速再度RemoteFX無し状態でOSを起動して上記設定をして、改めてRemoteFXで接続。
 やりました、無事にRemoteFXで接続出来ました。
 いやぁ、一時はダメかと思いましたが、何とか出来て嬉しいです。

 さて、ではGNO3をインストールして動作を確認してみます。
 どうにか3D表示でもゲームは起動しました。ある意味感動です。
 ですが、色々なサイトで書かれている通り動作はするというレベルで、あまりに動作が重たくて実用に耐えられません。GNO3レベルでそうなのですから、他のアクション系の3Dゲームはダメでしょうねぇ。
 これは仮想マシンが重いのではなくて、アクセス元のPCスペックも影響している可能性があります。しかもネットワーク帯域をかなり喰ってしまうので1Gbpsでは不足するようです。でも今家の環境で10Gbpsはそもそも無理なので、我慢するしかないですね。

 結果的に実用にはならないと判りましたが、もっと速いネットワークやサーバー機、ストレージなどが揃えば十分実用になるのではないでしょうか。

 実状としては素直にローカルのWindows PC上にVMware Playerをインストールして3台の仮想マシンを起動した方が良いということですね。ちょっと残念です。

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Hyper-V Server 2008 R2って・・・
 無事に導入できたHyper-V Server 2008 R2 SP1(以降Hyper-Vと記載)ですが、マシンを再起動したらトラブル発生。
 Hyper-V管理ツールから接続できなくなりました。
 もちろんリモートデスクトップ接続も出来ません。
 コンソール画面から色々と見ていると、ふと気づいたことが・・・。ネットワークが仮想ネットワークアダプタ(以降仮想NIC)しか認識されていません。
 おかしいなと再度ドライバをインストールしてみますが、既にされているようでエラーとなります。
 そもそも仮想NICは物理ネットワークアダプタ(物理NIC)と紐づいていますので、物理NICは生きているということですよね。
 さっぱり理由が判りませんが(公開されているマニュアル類を読めという話もありますが・・・性分ですので(^^;))、どうやら仮想NICは生きていて、ネットワーク接続できるようです。
 ということで無理やり仮想NICのIPアドレスを物理NICに割り当てていたアドレスに設定して無事に接続出来るようになりました。

 今回の件もそうですが、Hyper-Vは何か感覚的に動作がおかしいことが多いです。
 元々Windows Server 2008の機能の一部だったものを切り出したためというのがあるからかも知れませんが、洗練されていませんねぇ。
 とにかくHyper-V管理ツールから全ての管理が出来るようになっていないのが非常に残念。(Hyper-V管理ツールの導入からしてコマンドライン入力とかして大変ですからね。)

 でも、動作が非常に軽快なので、そう言った面ではVMware ESXiよりは良いですね。

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SH67H3でHyper-V Server 2008 R2 SP1導入(2) iSCSI編
 今回は、Hyper-Vで仮想マシンを作成するためにReadyNASのiSCSIターゲットをHyper-Vで利用出来るようにします。

 まずはReadyNAS上でiSCSIターゲットを作成しますが、1ドライブ1仮想マシンとするために64GBのターゲットを3個用意しました。LUNは0,1,2となります。
 次はHyper-VでiSCSIを利用出来るようにしなければなりません。「Hyper-V Server コマンドラインでiSCSIの接続」というサイトを参考に設定します。

 最初にiSCSIイニシエータのサービス設定を行います。

 sc configf msiscsi start= auto
 sc start msiscsi

 ここでのポイントは「start=」と「auto」の間にスペースを入れることですね。参考にしたサイトにもきちんと書いてあります。
 私は気づかずにスペース無しでやって失敗しました。

 次にiSCSIターゲットへの接続ですが、以下のコマンドでサーバーへ接続します。

 iscsicli QaddTargetPorttal 192.168.XXX.XXX(サーバーのIPアドレスです)

 しかしながらここでまたまたトラブル発生。
 iscsicli ListTargets でターゲットリストが表示されません。
 そもそもうまく接続できていない気がします。
 そこで別のサイトで存在を知ったiSCSI接続用GUIを起動します。

 iscsicpl

 すると画面が表示されますので「探索」タブでターゲットポータルを探索します。
 ターゲットポータルは無事追加されました。
 ですがここで別のトラブル発生。
 検出されたターゲットがESXi用に作成されたターゲットだけです。Hyper-V用に作成されたのはどうやっても表示されません。
 仕方ありませんので現状では使用できないESXi用のiSCSIターゲットをNAS上で削除しました。
 するとようやくHyper-V用のターゲットが表示されました。
 もしかすると両方のターゲットのLUNが0となっているのが原因かも知れません。でも、変更できないんですよね・・・。
 まぁ、とりあえず認識したので先に進みます。
 「ボリュームとデバイス」タブでボリュームを自動構成してこの画面での作業は終了。

 我ながら事前調査なしでよく手探りで設定するなと思いますよ(笑)

 コマンドプロンプトに戻って次はディスクのフォーマット及びマウントです。

 diskpart

 上記コマンドでディスク操作コンソールに入ります。

 list diskでディスクが3つ表示されていますのでOKです。

 あとは3このディスクにそれぞれ接続してパーティションの作成、フォーマット、ドライブレターへのマウントを実施します。

 select disk #(ディスクの番号)
 create partition primary
 format fs=ntfs quick
 assign letter=X(ドライブレター)

 list volumeで3ドライブ分きちんとマウントされていることを確認して作業終了。

 これでHyper-Vからドライブとして認識されるようになりましたので、通常の手順で仮想マシンを作成するだけです。
 と安心したら更にトラブル発生。
 なぜか仮想マシンの作成に失敗します。RPC接続で何やらうまくいかないようです。
 最初はESXiでも作成できないことからiSCSIを疑いましたが、ローカルドライブにも作成出来ませんのでやはり何かの設定がおかしいと思われ。
 薄々感づいてはいましたが、やはり操作しているWindows 7のファイアウォールが原因でしょうねぇ。
 案の定ファイアウォールを無効にしたら作成できました。
 さすがに無効にしっぱなしは出来ませんので解決しなければなりません。
 Aviraのファイアウォール設定を見ていても特に気になる点はありません。ということはポートを開けないとダメなのかな・・・。どのポートを開ければ良いのかを調べていますが、135以外は動的なポートとなるようです。
 やっぱり135ですよねぇ・・・。でも「135で確立されたTCP接続を許可」という受信ルールがあるんですよね。
 でもふと気になるルールが・・・「135のTCPパケットを拒否」というのがその次の優先ルールとして設定されています。
 まさかこれじゃないよねぇ・・・一応削除してみるとあら不思議(でもありませんが)仮想マシンが作成できるようになりました。
 これが原因かぁ・・・無事に出来るようになって良いのですが、このノートPCを外に持っていった時に135のポートを空けておくのはちょっと嫌ですねぇ。まぁ、持っていくとは忘れずに規定値に戻せばいいか。

 ということで、仮想マシンが作成され、Windows OSをインストールするだけです。
 RemoteFXを試すには仮想マシンのOSはWindows 7 UltimateかEnterpriseのみですので、例のごとく評価版をインストールします。

 インストールも問題なく完了。
 あとはWindows Updateで最新の状態にするだけです。
 そういえば、Hyper-Vで問題なくiSCSIターゲットが使用出来ることが判りましたので、ESXiの方はNAS側ではなくESXi側の問題で作成できないのでしょうね。時間があったら調べてみたいと思います。
 あと、もう一点気づいたことがあります。
 仮想マシンのレスポンスがディスクアクセスも含めて非常に良いことです。
 ESXiもiSCSI接続すればディスクレスポンスが速くなるのかも知れませんが、現状においてはHyper-Vの仮想マシンの方が使いやすいですね。

 次回はRemoteFX導入編です。

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SH67H3でHyper-V Server 2008 R2 SP1導入
 VMware ESXiが一段落してあまりやることがなくなったので、予定通りHyper-V Serverを試してみることにしました。

 まずはMicrosoftのサイトからダウンロード済みのisoファイルをDVDに焼きます。
 これでインストールの準備はできました。

 USB DVDドライブをSH67H3に接続してDVDドライブから起動させます。
 インストール先はそのために空けておいたHDDの領域(24GB)を指定します。
 後は勝手にインストールしてくれるのでしばらく放置です。

 しばらくの後、画面を見てみるとパスワード設定画面が出ていましたのでパスワードを設定します。
 するとデスクトップ画面がでて、コマンドプロンプトとテキストベースのメニュー画面が表示されますが、何やらワーニングメッセージが表示されました。
 オンボードNICを組み込めないようです。
 メニュー画面上にも同じ内容が表示されています。
 Hyper-V Serverはサードパーティ製デバイスドライバを含みませんので、当然と言えば当然ですね。

 さてどうしよう・・・。
 いくら何でもサードパーティ製ドライバを組み込めないなんてはずはありません。
 調べてみるとやはりドライバを組み込む手段がありました。

 PNPUTIL -i -a c:\xxxxx\*.inf

 上記コマンドでドライバが格納されている場所を指定すれば組み込めるみたいです。
 ですが、ネットワークが使えない状態なのでドライバをネット経由でゲットできません。
 このマシンにはFDDドライブなんてものはついていません。
 CD-Rにドライバを焼いて読みこめば良いのでしょうが、このドライバのためだけに1枚消費するのは悔しいです。
 USBフラッシュメモリを挿してみましたが、当然ドライバを自動で組み込まないためアクセス出来ません。
 とここで別パーティションに入っているWindowsドライブを見ることが出来ました。
 ああ、所詮はWindows Server 2008なのでフォーマットが同じなのですね。
 一旦、Hyper-V Serverを落としてWindowsを起動します。
 ネット上でSH67H3のNICドライバをゲットして直接Hyper-V Serverのドライブに展開後ファイルを保存しました。
 ちなみにSH67H3のNICドライバはRTL8001EのWindows Server 2008 x64用ドライバとなりますが、実態はWindows 7 x64用と同じものでした。

 サイドHyper-V Serverを起動して、コマンドプロンプトより上記コマンドにてドライバをインストールします。
 難なくドライバ組み込み完了。
 これでネットワーク接続が出来るようになりました。
 次は仮想マシンの作成ですが、ReadyNASのiSCSIボリュームへの接続が出来るのでしょうか・・・?
 何はともあれまずはESXiと同様に別のPCから管理ツールでアクセスします。コマンドラインからでも出来るのかも知れませんが、GUIの方がはるかに楽ですからね。
 Hyper-V管理ツールはWindows Server 2008であればインストールされていますが、他のWindowsではそうはいきません。
 Windows Vista、Windows 7用のHyper-V管理ツールがMicrosoftより無償提供されていますので、そちらを導入します。
 MicrosoftのサイトよりWindows 7用のリモートサーバー管理ツールをダウンロードします。早速ノートPCにインストールしようとしますが、何故か出来ません。あ、そういえばこのツールはProfessional、Ultimate、Enterpriseにしかインストール出来ないんでした・・・入れようとしたノートPCはHome Premiumだったいうオチです。
 ということで、先日たまたま別のノートPCにProfessionalをインストールしたのでそちらにインストールします。いやぁ、ラッキーでした。
 リモートサーバー管理ツールは無事インストールできましたので、コントロールパネル>プログラム>Windowsの機能の有効化または無効化で、リモートサーバー管理ツール>役割管理ツール>Hyper-Vツールにチェックを入れてHyper-V管理ツールを使用可能にします。

 早速接続し、仮想マシンを・・・なんてうまくは行きません。
 接続用のアカウント(Hyper-V管理ツールをインストールしたWindows PCのアカウントと同じ)をHyper-V Server側に作成しないと接続すら出来ませんでした。
 ですが、アカウント作成してもすんなりとは行きませんでした。

 「RPCサービスに接続できません。」というメッセージが表示されてHyper-V Serverに接続できないのです。

 この問題には多くの人が出会うようです。
 要はHyper-V側でリモート管理出来るように設定されていないというわけですね。
 以下の手順でリモート管理出来るように変更します。

 1)MMCリモート管理を許可する。
 2)Windows PowerShellを有効にする。(ここで一旦再起動します。)
 3)サーバーマネージャーのリモート管理を許可する。

 では再度接続し・・・って出来ません。
 色々と調べた結果、Hyper-V ServerのWindowsファイアウォールでリモート管理接続できるようにしなければならないようです。
 参照したサイトに書かれている手順を色々とやってみましたがさっぱりダメなので、とあるサイトにあった奥の手「ファイアウォールの無効化」でとりあえず回避してしまいました。
 Hyper-V Serverのコマンドプロンプトで以下のコマンドを投入します。

 netsh advfirewall set currentprofile state off

 まぁ、内部で試してるだけなので、本格運用するようになったらきちんと整理することにします。っていうかローカルLANなので大丈夫だと思うんだけどね。
 しかし、まだ終わりません。
 まだ必要な手順がありました。
 Hyper-V管理ツールをインストールしたWindows PCで以下の手順を踏みます。

 ・検索の開始でdcomcnfgと入力してコンポーネントサービスを実行します。
 ・コンポーネントサービスでマイコンピュータのプロパティ>COMセキュリティを選択します。
 ・制限の編集でAMONYMOUS LOGONのリモートアクセスを許可します。

 これでやっとHyper-V管理ツールでHyper-V Serverへ接続が出来ました。
 これで終わったかに思えましたが、まだまだ難関があります。
 本体にはHDDの空き容量があまりありませんので本体に仮想マシンが作成できません。よってReadyNASのiSCSIをHyper-V Serverに認識させる必要があるわけです。
 この手順については次回。

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SH67H3でVMware ESXi 5.0導入(2)
 とりあえずNFSでの仮想マシン構築は出来ましたが、せっかくReadyNASがiSCSIに対応していますのでiSCSI接続も試してみることにします。
 ReadyNASの製造元であるNETGEARのサイトにESXでiSCSIを利用する手順(ReadyNAS を VMware ESX のデータストアとして使う)がありますので、それに従って準備します。

 まずはReadyNAS上のボリューム設定でiSCSIターゲットを作成します。
 とりあえず512GBのiSCSIターゲットを作成。試しなのでCHAP認証とアクセス制御は無しとしました。

 次にvSphere Clientでデータストアに追加しますが、その前に構成のネットワークでVMkernelポートを追加登録します。
 その後、構成のストレージアダプタでiSCSIイニシエータの設定をするとReadyNASのiSCSIターゲットが利用できるようになります。
 あとは構成のストレージでiSCSIターゲットをデータストアに追加すればESXiでiSCSIターゲットが利用可能となるわけですが・・・、そうは問屋がおろしません(^_^;)
 いや、利用は出来るようになりました。
 でも仮想マシンが作成出来ません。
 作成開始後20分で毎回エラーとなります。
 データストア上の中身を見てみると、仮想マシンのフォルダと1、2個のファイルが作成されていますが、途中で止まってしまっているようです。作成される個数が微妙に変化するので、何らかのタイミングなのかも知れません。
 ネットで調べてみますが、同様の事例は検索されません。
 ファイルが作成されることから、接続自体は問題ないはずです。
 そうなるとReadyNAS側の設定な気がしますが、特にそれらしい設定はありません。

 これまた数時間格闘しましたが、原因がさっぱり判りませんので、お手上げとなりました。
 ちょっと納得いきませんが、NFSで利用できているので一旦はOKとしましょう。

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SH67H3でVMware ESXi 5.0導入(1)
 先日購入したSH67H3には既にWindows 7がインストールされていますが、せっかくの高スペックマシンなので予定通り仮想化サーバにしてみることにします。

 Phenom II X4のマシンのVMware ESXi環境は既にありませんので、こちらにVMware ESXiを導入します。

 SH67H3にUSB DVDドライブを接続します。
 なぜかVMware ESXi 5.0インストールディスクを認識しないというトラブルがありましたが、インストールディスクを焼き直してみたらなんとか認識しました。
 VMware ESXiのインストール先は16GBのUSBフラッシュメモリとしました。
 インストールは問題ありません。

 管理ツールは以前にWindows XP PCにインストール済みですのでそちらから接続します。
 接続も問題ありません。

 次に仮想マシンですが、こちらはReadyNAS上に作成します。
 ReadyNASでNFSによる接続を可能となるように設定を変更し、ESXiのデータストアに追加します。
 こちらも特に問題ありません。

 結構あっさり行ったのである意味拍子抜けです。
 でも、この後が厳しかった・・・。

 仮想マシンはまず既存の仮想マシンのコンバートから実施します。
 前回の経験から非常に時間がかかることがわかっていますので、変換開始したら放置です。
 しかし、それでは余りに手持ち無沙汰なので別の仮想マシンを作成してみることにします。

 ここでいきなりトラブル発生。
 仮想マシンの作成に異様に時間がかかります。変換に時間がかかるのは何となく判りますが、仮想マシンの箱を作成するのに非常に時間がかかるのは納得がいきません。
 でもかかってしまうのだからどうしようもありませんね。(この時点ではそう思っていました。)
 何とか仮想マシンが作成できたので、OSをインストールします。インストールするOSはWindows 7評価版(笑)。いいんです、本当に私の利用形態で動作するのかを評価するのですから。
 でも、またまたトラブル発生。
 SH67H3に接続したDVDドライブを仮想マシンの起動ドライブとして認識しません。何かしらの設定が悪いのか、USBはパススルー設定しないと使えないのかのどちらかでしょうが、面倒なのでisoファイルから直接インストールすることにします。(この判断がまた間違いでした。)
 ESXi上のデータストアにisoファイルを転送する必要があるのですが、これまた非常に時間がかかります。
 明らかにおかしいです。ただのファイル転送でこんなに時間がかかったら使い物になりませんよ。
 そして、ここで原因を究明してから作業すれば良かったのに我慢強く作業を続けてしまいました。

 非常に時間がかかりましたが(数時間・・・)、ようやくOSをインストールする準備が出来ました。
 ではインストール!!
 ・・・・。
 お判りですね。そう、これまた異様に時間がかかるのです。
 結局、OSインストールはできたのですが、仮想マシン作成開始から12時間経っても完了できないくらいでした。
 ちなみに、バックグラウンドで実行していた仮想マシンの変換も、当初は数時間と思っていましたが、仮想マシン作成などしていたからか18時間くらいかかってしまいました。

 SH67H3上のESXiで作成した仮想マシンですが、あらゆる動作が遅くて使用に耐えられません。
 仮想マシンの設定をいじったりしましたが改善せず。
 VMware Toolsを入れれば改善するのかもと思い、これまた非常に時間がかかりながらも入れてみましたが改善しません。いや、若干改善したような気がしますが、途中で固まったりしますので、やはりダメです。
 どう考えてもNASが悪いと思うのですが、普通にWindowsからアクセスする分には問題ないんですよねぇ・・・。NFSがいけないのでしょうか?
 等と考えながら後述するiSCSI接続のためにReadyNASの設定見ていると、気になる点が。
 最初の設定の時に「NFSに用いるスレッド数の選択」を「5」に設定したはずですが、「1」になっています。
 これはもしや・・・スレッド1つじゃ足りないとかいうオチか?
 適切な数字がいくつかはよく判りませんので、最大値の「16」に変更してみました。
 その結果、動作がかなり改善し、何とか使用に耐えうるレベルの動作となりました。
 (ちなみにiSCSIのためにVMkernelポートを追加したのですが、説明文に「ESXサービス(VMware vMotion、iSCSI、NFS)のトラフィックを処理します。」にあったのですよね・・・これも改善の一役をかったのかも知れません。)

 では早速、ダメなのは判っていますがGNO3をインストールして試してみましょう。Windows 7だと3D対応ビデオドライバがインストールされますので、一応期待してみます。
 インストールは問題ありませんが、起動しません。DirectX9のランタイムが無いと言われます。ああ・・・Windows 7はDirectX11が標準なのね。あれ?64bit版の時にそんな事象になったっけ?と思いながらもDirectX Runtimeをネットワークからインストールします。
 と、ここで更にトラブル発生。
 何故かDirectX Runtimeのネットワークインストールが出来ません。他のWindows 7では問題なく出来ていたのですが・・・何が原因なのでしょうか?他のは64bitだから???
 とにかく何とかしたいので調べてみると、同様の事象に会っている方はいるようです。対応策としてはDirectX Runtimeをダウンロードしてきてセーフモードでインストールするのだとか。何となく、GNO3のインストーラにあるDirectXをそのまま入れれば良かったのではなかろうかと思いながらも、ネットからダウンロードしてきました。
 セーフモードでと書いてありましたが、管理者権限でインストール出来んじゃね?と思い、やってみたらあっさりインストールできました。
 苦労してDirectX9をインストールしましたが、やっぱりGNO3は起動しませんでした。

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Hyper-V Server 2008の本格運用は諦めムード
 先日せっかくダウンロードしたHyper-V Server 2008ですが、かなりヤル気を失っています。
 そもそもはDirect3Dのゲーム(要はGNO3)が動く環境を作りたかったのですが、それを実現するための敷居が高かったためです。

 仮想マシン上でDirect3Dを動作させるには以下の2通りあります。
 1.VGAを仮想マシンにパススルーさせる。
 2.ソフトウェアでエミュレーションする。

 1.についてはXenServerやVMware ESX4.1などで実現可能という情報を得ています。
 (VMware ESX5では動作しなくなったという報告が上がっているようです)

 2.についてはVMware WorkstationやVMware Player、VirtualBox等のホスト型仮想化ソフトウェアでしか実現できていません。
 (現時点での話でかつ、私が知っている限りでです。)

 上記のようにハイパーバイザー型ではVGAパススルーしかありませんが、こいつは1台の仮想マシンで専有すると他の仮想マシンでは利用できなくなるという欠点があります。
 別にそれで実現できるならそれでも良いのですが、ならOSをそのまま入れた方が良いような気がします。
 個人的には家庭内で仮想デスクトップ環境もどきを構築したいなと思っている次第です。(あくまでもモドキです。)
 
 さて、本題に戻りますが、Hyper-Vも一応1のカテゴリに入ります。
 しかしながら、他と違うのはRemoteFXという技術でGPU(グラフィックカード)を使用でき、複数の仮想マシンで共有できる仕組みとなっているところです。
 これは良いと思っていたわけですがRemoteFXを使用するには条件がありました。
 (1)CPUに仮想化支援機能(VT-x,VT-dなど)を備えているだけでなく、仮想環境におけるページングを高速化するSLAT機能(Intel EPTなど)を持っていること。
 (2)CPU内蔵グラフィックスではなくグラフィックスカードを装着していること。VRAMは512MBでも動作するらしいが1GBくらいないと辛いらしい。
 (3)Hyper-V上で実行する仮想マシンのOSは、Windows 7 Ultimate/Enterprise SP1が必要。

 (1)は一応Phenom II X4も大丈夫っぽいのでクリア。でもマザーボードが対応しているかが不安。
 (2)はCPU内蔵ではなくチップセット内蔵なので大丈夫・・・多分。最悪は安いのを買えばいい。
 (3)が一番の問題。Windows 7 Ultimateを買えば良いのですが、仮想マシンのためだけに買うのはちょっとねぇ。でも、一応対応策がないわけではないです。Windows7の評価版はEnterpriseなのでそれを使って試すという手もあります。

 といった感じで、正式運用ではなく動作確認することしかできない感じ。
 でもまぁ、時間があったら試してみますかね。

| PC・環境::仮想化 | 22:46 | comments (0) | trackback (x) |
Microsoft Hyper-V Server 2008
 どうしてもハイパーバイザ型の仮想化ソフトでGNO3程度のゲームが動く環境を用意したいと思い、可能性が高そうなMicrosoftのHyper-V Server 2008を試してみようかと思います。
 Hyper-VはWindows Server 2008に標準搭載される仮想化ソフトですが、Hyper-V ServerはWindows Server 2008ベースの仮想化専用OSです。(要はWindows Server 2008の「Server Core」をベースに開発されたHyper-V専用のOSのことです。)
 中身は実はXenだったりするみたいですが、とりあえず動くらしい記事を見かけたので私の環境で試してみるかと思ったわけです。
 とりあえずインストール用ディスクを作成するためのisoファイルはダウンロード済みで、時間があるときにでもPhenom II X4マシンにインストールしてみます。
 ESXiと違い、Windowsパーティションとは別のパーティションにインストールできるというのもポイントです。

 ちなみにその後は、XenClientかKVMを試してみようかと思っています。

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VMware Player 3.0でネットワークがブリッジ接続できなかった件
 丁度1年前にGNO3をVMware Playerでプレイする時にブリッジ接続できない件がありましたが、今回何とか解決したくて再度チャレンジ。

 1年前のVMware Playerのバージョンは3.0でしたが今のバージョンは4.0。しかしながら今もブリッジ接続はできません。
 バージョンが上がっても出てしまうということはやはり環境が原因でしょうね。
 グーグル先生に聞いてみると、以下の原因で繋がらなかった人が多いみたいです。
 ①ネットワーク接続が複数あり、その場合ブリッジ接続が接続不可なネットワークを選択してしまう。
 ②ネットワーク接続には「VMWare Bridge Protocol」というものがあり、これが複数のネットワーク接続でONとなっていた。
 ③ファイアウォールソフトで接続共有が有効となっていなかった。
 ④ネットワークドライバとの相性なのか、一部のドライバ設定を変えないとエラーとなってしまう。

 ①の対策としては、
  ・VMware Playerのインストーラを用意。
  ・「VMwarePlayerXXXXXXX.exe /e 展開先フォルダ」でVMware Playerのファイル群を展開。
  ・展開されたファイル群からnetwork.cabを探し、その中にあるvmnetcfg.exeをVMware Playerインストールフォルダにコピー。
  ・vmnetcfg.exeでVMnet0のネットワークアダプタを自動ではなく直接指定。
 を実施することですが、これは前回も実施済み。
 今回も一応実施してみましたが、やはりダメでした。
 ②は使用したいネットワーク接続以外の「VMWare Bridge Protocol」をOFFにしますが、これは結果的に①と同じことを言っており、ブリッジ接続で使用するネットワーク接続を絞るのが目的です。
 当然、これでもダメでした。
 そうなると③が怪しいですが、Avira Internet Securityの設定項目にそれらしいものはないんですよねぇ・・・。
 試しにAvira Internet Securityのファイアウォール機能を一時的に無効にしてみたら、ブリッジ接続でネット接続できるようになりました。
 やはりファイアウォールソフトが原因か・・・。
 しかし、どの項目をどう設定すればいいのかがサッパリ・・・等と思いながら色々といじっているとそれらしき設定を発見。
 早速設定してみると無事接続できるようになりました。

 ということで、備忘録としてその対応策を記載。
 1.Avira Internet Securityの画面を開きます。
 2.「インターネット保護」の「Firewall」をクリックするとセキュリティレベルの画面が表示されます。(私の環境では中でした)
 3.右上の「設定」をクリックして設定画面を開きます。
 4.左上のエキスパートモードをクリックしてエキスパートモードに入ります。(OからIに変えます。)
 5.「インターネット保護」の「Firewall」の「アダプタルール」を選択するとルール画面を表示します。
 6.目的のローカルエリア接続を選択して「ルールの追加」をクリックして新規ルールの追加画面を表示します。
 7.すると・・・「VMWARE接続を許可」とかいういかにもそれらしいルールがあるので、それを選択して「OK」を押します。
 8.後は設定を保存して終了すればOK。

 Aviraにこんなルールがあるとは知りませんでしたよ。
 でも、1年越しとはいえ、無事解決できて良かったです。
 ちなみに、上記①か②の対応もしないと結果的にはダメだったと思います。

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羽根頭びぃびぃえす
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